トランペットは12世紀に入ると、管を接続することが可能になり、非常に長い楽器が作られるようになりました。
長い楽器は、調子が低くなることによって、第1倍音ももちろん低くなるので、上の方の倍音が出しやすくなり、簡単なメロディーが演奏できるようになりました。
ですが、まっすぐ長い楽器では、戦争や狩猟などに用いるには非常に不便なため、14,15世紀に入ると、様々な形に曲げられるようになりました。
ちなみに、最初に作られたものは全長が635mmぐらいであったといわれています。
それでも依然として音程的には何の進歩もなく、相変わらず倍音しか出すことができませんでした。
しかし後になって、デミルーン(Demilune)・トランペットと呼ばれるものが作られるようになりました。
デミルーンとは「半月型」という意味で、ホルンのストップ奏法のようにして、半音の変化を得ることができるものです。
これによって今までの倍音のみの楽器でも、より多くの音が出せるようになりました。
一方、10世紀頃ヨーロッパ各地においては、ツィンク(Zink)という楽器が作られるようになっていました。
この楽器は今までの象牙または木でできている管に、穴を開けて倍音以外の音も出せるようにしたものです。
このシステムはペルシアからヨーロッパに流れてきたといわれています。
当時は2〜4つの穴が開けられていたものでしたが、15から18世紀の間にフルートからヒントを得て、表に6つと裏に1つ、合計7つの穴が開けられ、音階の演奏が可能となりました。
ツィンクは19世紀まで用いられていました。
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